少年野球のバッティングセンターでの練習は効果がある?ない?


バッティングセンターでの練習は、少年野球で効果があるのか?ないのか?といった議論がありますが、練習のやり方によって、その効果は違うと考えられます。

日米をつうじて最多安打を記録したイチロー選手は、小学生時代にはバッティングセンターで練習を行ない、中学生になっても続けられたといわれています。

イチロー選手はバッティングセンターでの練習で、マシンから投げられるボールのストライクだけを振って、ボール球には手を出さないといった指導を受けています。

高校野球やプロ野球で使用されるバッティングマシンの練習の代用として、少年野球の打撃練習としてバッティングセンターを利用する場合の効果的な練習方法を紹介します。

■少年野球の打撃練習をバッティングセンターで行う効果は?

バッティングセンターでは、生身のピッチャーとは違ってマシンによってある程度同じコース、同じスピードでボールが投げられます。

そのため、投げるリズムやボールのスピードもある程度一定で、バッティングにとって最も大切なボールを捉えるタイミングを取りやすく、特打の練習には向いています。

少年野球の打撃練習をバッティングセンターで行う効果は、ヒット性の当たりを連発しやすく、子供にとっては気分が良く、ボールをバットに当てる感覚や速いボールに目を慣らしたり、バッティングフォームを固める練習などが挙げられます。

しかし、実際のピッチャーは、打者にタイミングを取られないように、さまざまな工夫を凝らし、投げるボールもスピードやコース、高さも変化させるため、バッティングセンターでの練習で対応するためには、工夫が必要です。

■少年野球の打撃練習をバッティングセンターで行う場合は?

少年野球の打撃練習をバッティングセンターで行う場合には、設定されている最も遅いスピードのマシンを選び、軸足に体重を乗せてテイクバックし、十分にボールを引きつけて、自分のミートポイントを確認しながら打つことで効果が期待できます。

これを繰り返すことで、少年野球の打撃の基礎となる適切なバッティングフォームを固めながら、最も重要なミートポイントを意識した練習ができ、徐々にスピードの速いボールにも目を慣らすこともできます。

また、バッティングセンターでのマシンが投げるボールとは違う実際のピッチャーを攻略するための練習には、自分で意図的にタイミングを合わせることをずらしたり、打席の立ち位置を前後左右に変化させて、ボールのコースや高さを変化させます。

さらに、毎回同じスピードではなく、いくつかのスピードの違うマシンでバットを振ることも、さまざまなタイミングを合わせる練習につながります。

■バッティングセンターでの練習を効果的にするためには?

少年野球の練習でバッティングセンターを利用する場合には、バッティングで重要なフォームとミートポイントを意識した練習を行うために、最も遅い球速のマシンを選びます。

確実にミート性の打球を打てるようになれば、実際のピッチャーを想定して、意図的に打つタイミングをずらし、打席の立ち位置を変えてボールの高低差を変え、球速を変えながら練習します。

バッティングセンターでの練習の効果を得るためには、練習する人の技量や状況を確認したうえで、目的を明確とした練習方法で臨むことが大切です。

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