少年野球で指導をしていると毎年1人は野球センスのある子が入ってきます。
そして、何年かに1人はプロを目指せるような才能の持ち主も現れるでしょう。
私も少年野球時代、同級生にプロを目指せる子がいました。
打率は6割を超え、50m走は小学生にして7秒台で走り、ホームランは2年間で64本という化け物でした。
そして、その同級生はもちろんピッチャーで背番号1で3番を打っていました。
紛れもなく主力選手です。
こうした選手を育てる場合、まずピッチャーとして育てましょう。
球の速さは才能である
中学生でたまに高校生並みのスピードボールを投げる子がいます。
中学生で140キロを投げれたらなかなかの才能でしょう。
さらにそのスピードボールをきちんとコントロールできているとなるとかなりの逸材です。
小学生や中学生は、まだ身体が出来ていません。
それでも群を抜いて速い球を投げれる子というのは、はっきり言って才能です。
少年野球の期間の努力だけでいきなり140キロが投げれるようになるわけがありません。
速い球を投げれるということは才能なのです。
なので、そういった選手はまずピッチャーとして育成してください。
守備練習や打撃練習はピッチャーの練習をしながらでも出来ることです。
指導するうえでセンスのある選手を優遇しないこと
指導していくうえで、過度な練習で才能を潰してしまってはいけないからといって他の選手より練習メニューを軽めのものにしたりしてはいけません。
そんなことをしたら他の選手からの反感を買ってしまいます。大事に育てたからといってその子が必ずプロの道に進むとは限りません。
そこらへんは割り切って、他の選手同様のメニューをこなすように指導していきましょう。
試合に勝つうえでその選手の力が大きなウェイトを占めることは、選手達自身がよく分かっていることです。
試合を通じて身体で感じています。放っておいたって選手間で一目置かれる存在になっているはずです。
まとめ
野球に限らずですが、どのスポーツでも才能のある選手はいますし才能がなければプロにはなれません。
並みの選手の努力だけではそういった選手には追いつけません。
才能のある選手も同じように努力しますから差は広がる一方です。
そういった選手は、自分流のフォームがあったりするので無理に基礎のフォームを押しつける必要もあまりないと思います。
センスのある選手は普通の選手とは、明らかにペースや間というものが異なります。
練習は皆と同じよにするべきですが、結果が出続けているうちは打撃フォームや投球フォームに関してあまり口出ししない方がいいと思います。