長時間練習の代表的な例として高校野球では、朝の8時頃から夜の22時頃まで練習しているところが結構あります。
しかし、それははっきり言って無駄でしかありません。
何故かというと効率が悪いからです。
長時間練習が非効率的な理由
少年野球でも日常的に朝から晩まで練習しているチームがありますが、それははっきり言って早く辞めた方がいいです。
練習試合の場合は仕方ありませんし、たまにやる1日練習なら構いませんが人間には集中できる時間に限りがあります。
なので、丸1日消費するのではなく午前なら8時〜12時、午後なら13時〜17時か18時くらいで練習しましょう。
長時間の練習は、集中力も持ちませんし体力的な面から見ても練習終わりになるにつれてパフォーマンスが落ちていきます。
さらに練習中、早く終わらないかなと時計を気にしたりと雑念が入り込んでしまいます。
特に子供のうちは一つのことにずっと集中することが難しいので余計にそういった傾向が見られると思います。
しかし、練習の中に無駄が多いと練習時間が長引いてしまう原因になります。
これは、指導者自身が時間を気にかけながら練習しないと効率化は難しいと思います。
怒る時は、言いたいことを簡潔にまとめて手短に済ませていますか?ノックをダラダラ打っていませんか?
一回言ったことを二度、三度ネチネチ繰り返し怒っていると時間の無駄になります。1回怒ったらそれについてはもう言わないように心がけましょう。
ノックは、間髪入れず打ちましょう。最初は、そのペースについてこれなくても続けていれば必ず慣れてその速度についてこれるようになります。
練習の中の無駄を省く
練習の中で時間の無駄を省くとしたら第一に思い浮かぶのが練習と練習の間の移動ではないでしょうか。
少年野球や高校野球では試合の攻守交代の際、ダッシュで守備につくのが当たり前ですよね。
あれは、試合時間の短縮のためでもあります。
なので、同じように練習中も移動はダッシュを当たり前にしましょう。
時間の短縮にもなりますし、瞬発力アップのためのトレーニングにもなります。
また、キャッチボールをするときに後ろで指導者がカバーしましょう。
高学年の練習では、抜けたボールを追っている時間が無駄でありその時間があればキャッチボールをした方がよっぽど送球の練習になります。
また、トスバッティングの際もボール1個でやるのではなく遠くにボールが抜けてもいいようにいくつかピッチャーにボールを持たせておきましょう。
まとめ
長時間練習を避けるためには練習を効率化する必要があります。
出来るだけテンポよく練習し、休憩の時はしっかり休ませる。
怒る時は、ダラダラ怒らないというこれらのことを意識して中身のある練習をしてください。