野球の打撃で基本といわれるセンター返しは、ピッチャーが投げたボールとバットが垂直となる角度で打ち返すことで、打球がセンター方向へ飛んでいくことを言います。
少年野球では、バッティングの基本として教えられるセンター返しですが、メジャーリーグ通算3000本安打を達成したイチローや2000本安打を達成した宮本慎也選手、落合博満選手などのプロ野球の有名選手たちも、センター返しを心がけていたといわれています。
豪快なホームランや長打を狙って大振りになりがちな少年野球の選手たちも、まずは基本となるセンター返しが基本といわれる理由を考え、練習をしてみてはどうでしょうか。
少年野球の打撃でセンター返しが基本とされる理由は?
少年野球の打撃で基本とされるセンター返しは、ピッチャーが投げるボールが進んでくる方向に直角となるようにバットを当てて跳ね返すように打ち返します。
ピッチャーが投げたボールの球威をそのまま逆方向に打ち返すことで、打球がピッチャーの左右いずれかを抜ける可能性が高くなります。
変化球が禁止されている少年野球のピッチャーが最も多く投げるストレートは、マウンドとホームベースを結んだ直線上、あるいはプレート両端の位置を利用して角度をつけてホームベースに投げられます。
いずれも、投げられたボールが通過する軌道に直角、あるいはホームベースに平行な状態のバットに当てられれば、センター方向を中心として打球が飛びます。
センター返しで打ち返された打球は、最も打球が速くなるため、よく飛び、ヒットの可能性が高くなり、少年野球での基本とされています。
少年野球の打撃でセンター返しをするコツは?
「センター返し」は、その表現からセンター方向に打ち返すと思われがちですが、ピッチャーが投げたボールに逆らうことなく、ホームベース上でバットにミートさせることが本来の意味合いです。
右に左に打ち分けるイチロー選手のバッティングも、ピッチャーが投げるボールに逆らうことなく、タイミングよくバットに当てるセンター返しのお手本ともいうべきバットスイングです。
少年野球でのセンター返しのコツは、プロ野球のイチロー選手や宮本選手など、お手本となるセンター返しのバッティングシーンの映像を見るなどして、イメージを頭に置いてバッティング練習をすることです。
そのうえで、ピッチャーが投げるボールを、ホームベース上でバットに当てるようにタイミングを合わせたスイングをすることが、センター返しの習得の早道となります。
少年野球の打撃の基本となるセンター返し
少年野球の打撃で基本と言われるセンター返しは、ピッチャーが投げるボールに逆らうことなく打ち返すことで、速い打球となりヒットの可能性を高くします。
センター返しという表現がなされますが、センター方向を狙って打つのではなく、ボールが投げられた軌道に打ち返すことが重要で、無理に引っ張ったり流したりしないことが、コツです。
ただ、ボールにバットをあてるタイミングだけではなく、フォロースルーにも注意が必要です。