未経験の指導者に教える少年野球での走塁練習メニュー

走塁・ランニングの練習メニューと指導法_R
少年野球の指導者になってまだ経験が浅くどういった練習をさせればいいのか分からない。

そういった指導者の方は少なくないと思います。

今回は、そういった指導者のために走塁練習のメニューと指導法について述べていきたいと思います。

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ベースランニングと盗塁練習

はじめに走塁練習の基本であるベースランニングの練習法です。

ベースランニングでは、バットを振る真似をして1塁への駆け抜けを5本、2塁打、3塁打、本塁打をそれぞれ3本ずつは最低でもこなしましょう。

そして、2塁打以上はスライディングの練習とオーバーランからの帰塁の練習をさせましょう。

余裕があれば、2塁からの生還やタッチアップなども練習した方が良いでしょう。

ヘッドスライディングは、怪我をする危険があるため砂場で練習して慣らしてからさせるようにしましょう。

ただ、1塁ベースは滑り込むより駆け抜けた方が速いのであまりヘッドスライディングはお勧めしません。

次に盗塁練習ですが、盗塁はタイミングを取らないといけないのでピッチャーとキャッチャー
、セカンドのベースカバーをつけて実際に投球し、キャッチャーに送球してもらいましょう。

ピッチャーもランナーのリードが大きかったら牽制を入れてもらうようにし、実戦に近い緊張感で練習するのが良いと思います。

ピッチャーはこの際、ボークにも気をつけながら練習させましょう。

ボークの際は、指導者が指摘してあげましょう。

走塁を教えるうえでのポイント

次に走塁を教えるうえで大事になってくるポイントですが、1塁ベースを駆け抜ける際は左足でベースの角を踏むように指導しましょう。

左足でベースの角を踏むのは、一塁手と交錯しないためです。

また、次の塁を狙う際はベースの手前で右側に少し膨らんで走ります。

ベースを回る際に直角に走るよりカーブを描くように走った方がスピードダウンを最小限に抑えることが出来ます。

オーバーランしてベースに帰塁する際は、止まって打球の行方を確認してから帰塁するように指導しましょう。

また2塁から本塁にかけて走る際は、ランナーコーチの指示だけを頼りに走らせましょう。

2塁からの走塁は、外野に背を向ける形で走らないといけないので打球を目で追うとどうしても体勢が悪くなり失速します。

3塁ランナーコーチには判断力のある選手を置き、進塁、帰塁の指示は全て任せましょう。

走塁を教えるうえで、打球を見ないといけない時と目を切る時の判断をきっちり身につけさせることが重要なポイントです。

まとめ

走塁は、選手の判断に任せないといけない部分が大きいので普段からノックなどの際にランナーとして走らせて判断力を養わせましょう。

少年野球では、ミスがつきものなのでミスに漬け込んだしたたかな走塁が必要です。

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