20年前、30年前の野球では足の速い者=盗塁というのがイメージとして定着しているがここ10年弱でその定着したイメージが変わりつつあります。
足の遅い者=スキを狙った盗塁という技を身につければ盗塁できる確率が上がります。
そこで皆さん、リレードスチールというのは聞いたことがありますか?
高校野球や大学、社会人と野球経験がある方はご存知だと思います。
今回はそのリレードスチールを少年野球に取り入れ、足の遅い子でも盗塁成功率を上げ、試合に繋げればと思います。
それではアドバイスしたいと思います。
リレードスチールと盗塁の違いとは?
リレードスチールと盗塁の違いですが盗塁はピッチャーが投球モーションになった瞬間に次のベースに向かって全力で走ることです。
これは少年野球の経験があれば皆さん知っていると思います。
リレードスチールとはピッチャーが投球モーションになった瞬間に第2リードをとり、ピッチャーが投げたら次のベースに向かって全力で走ることです。
簡単に言ってしまうと盗塁は投げる前に走り、リレードスチールは投げた後に走るというスタートの違いです。
リレードスチール解説
盗塁とリレードスチールの違いが理解できた思いますがもっと詳しく解説したいと思います。
リレードスチールはキャッチャーの一瞬のスキとショートとセカンドのスキを狙った盗塁のプレイになります。
そのスキを狙うことにより、足の遅い子でも盗塁ができてしまうのです。
もっと詳しく解説するとキャッチャー、ショート、セカンドはランナーがいる場合、意識することがたくさんあります。
意識していることを上げるとランナーの動き、ピッチャーが投げるタイミング、ダブルプレイのイメージ、セカンドベースへ投げるイメージとまだいくつかあると思いますが長くなるので省略します。
これだけの意識をピッチャーが投げるたびに自然と意識しないといけないので少年野球チームでできるのはかなりの練習をしているところぐらいしかできないと思います。
その中でも一番意識しなが集中する瞬間があります。そこのスキを狙ったのだリレードスチールです。
皆さん、どの瞬間だと思いますか?
次のリレードスチールのタイミングと注意点で答え合せをしましょう。
リレードスチールのタイミングとやり方と注意点
リレードスチールのタイミングの答えですがピッチャーが投げたボールがベースを通過する瞬間です。
この瞬間こそがキャッチャー、ショート、セカンドが一番意識しながら集中する瞬間になります。
なぜならバッターが打てば打球が飛んできたり、ランナーが盗塁してきたりと何が起きるか分からないからです。
よって、ランナーよりもボールに集中しないといけないので集中していてランナーを見ていない瞬間に走ることです。
それにより、ランナーが走ったことに気づくのが遅くなり、キャッチャーがセカンドへ投げるタイミングやショート、セカンドのベースカバーが遅れたりとあらゆるところで遅れが発生し、送球ミス等がを起きやすくなり、盗塁が成功するのです。
やり方ですが1球目は様子見で投球モーションに入ったら第2リードを大きくとり、タイミングやキャッチャー、ショート、セカンドの動きを確認し、いけそうであれば2球目にさっきよりも大きく第2リードをとり、ボールがベースを通過する瞬間に走ります。
ただ、注意点もいくつかあります。
一つは相手チームのレベルによりますが1試合で1回から3回までしか使えないということです。
やはり、1回リレードスチールを使ってしまうとキャッチャー、ショート、セカンドが自然とランナーも意識するようになり、ミスが起きにくくなります。
もう一つはタイミングを間違えるとただの暴走です。
まとめ
少年野球でリレードスチールまで練習しているチームはまだまだ少ないと思います。
日々の練習に取り入れ、足の遅い子でも盗塁ができるチームができれば点が入る確率が上がるでしょう。