プロ野球選手やメジャー選手でよく見かけるアッパースイングは少年野球の時代には
辞めたほうがいいと思います。
少年野球の時代だと筋力・身長がまだ発育段階であり、悪いバッティングフォームのクセが
体に染み込んでしまうと今後の野球人生においてそのクセがまとわりつくからです。
ただ、高校生になるにつれて筋力・身長がある程度の発達が決まってくるのでその時に
自分の中でしっくりくるバッティングフォームを作っていくことは大事です。
今回はその悪いクセをつけさせない為に少年野球の基本となるレベルスイングの練習方法をアドバイスします。
なぜ少年野球においてレベルスイングが大事なのか?
バッティングスイングには3つあり、下から上に向けてスイングするアッパースイングと上から下に向けてスイングするダウンスイングとその間を平行にスイングするレベルスイングがあります。
レベルスイングは少年野球において大事であり、野球の基本となるバッティングフォームだからです。
基本的にピッチャーが投げるボールの軌道は平行であります。
ましてや少年野球ではほぼ同じ身長、同じ体格の子供達がプレイしている為、どの子供も投げるボールは平行であります。
ここで紙に書くなり、イメージして欲しいのですが平行に投げたボールを打つ時に3つのスイングの中のどれが当たりやすいかということです。
まず直線が一本あります。その線はピッチャーが投げたボールだと仮定します。
その直線に下から上へと上から下への斜めの線を書いてください。
これはアッパースイングとダウンスイングを表します。
次に直線に赤色で線を書いてください。これはレベルスイングを表します。
線を見てください。
お気づきだと思いますが赤色で書いたレベルスイングが確実にボールを捕らえていると思います。
アッパースイングとダウンスイングでは当たる箇所が一箇所しかありません。
これは少年野球においてはかなりの技術と筋力とタイミングが必要になってくると思います。
対してレベルスイングは技術がなくても筋力がなくても多少のタイミングが合わなくても当たる確率が上がるということです。
キレイなレベルスイングの練習方法
キレイなレベルスイングを身につける効果的な練習方法を紹介したいと思います。
右バッターでの説明になりますので左バッターはその逆でやってみてください。
それは椅子を使用したティーバッテイングです。
ただ、適当にティーバッティングをしても効果はありません。
これから言うことを意識してティーバッテイングをしてください。
まず前方に座り、足の幅は肩幅ぐらいで初めはボールを当てる意識ではなく腰よりも肩甲骨を動かす意識しながら上半身をねじりながらティバッティングをしてください。
最初はやりにくいと思いますがそこが大事になってきます。
その状態である程度、ボールを捕らえることができたら次の段階に進みます。
次は先ほど同じやり方で今度は両足を肩幅よりも広げてください。
まずは上半身を軽くねじると同時に左足の膝を内側に入れ、右足は固定します。
次にスイングすると同時に左足の膝を元に戻し、右足の膝を内側に入れます。
そうすることにより、キレイなバッティングフォームに近づいていきます。
まずはこれをやり続けてください。
まとめ
まとめになりますが上記に書いてあるレベルスイングの練習方法の応用ですが今度は椅子がない状態で同じようにティバッティングをやってみてください。
そこから足を上げたり、すり足にしたりと自分のタイミングが取りやすいバッティングフォームを作り上げてください。
ただ、打球が上に上がりすぎているということは少しアッパースイングになっている可能性がありますのでその時は少しだけダウンスイングを意識してティバッティングの練習をしてください。
いつの間にかボールを当てるだけでなく、ヒットを打つのが当たり前になると私は思います。
野球が楽しくなるように頑張りましょう。