少年野で鉄壁の二遊間を形成するための守備練習

捕球&送球練習メニューと指導法 (4)_R
野球で守備が堅いチームは強いといいますが、特にその中でもショートとセカンドの二遊間の守備が堅いチームは必ずといっていいほど強いです。

90度のフィールドの中で二遊間は、かなり広い守備範囲が求められます。

内野ゴロのほとんどは二遊間が処理しますし、ファースト、サードの後ろへのフライはセカンド、ショートが対応します。

外野と内野の間に落ちそうなフライは、二遊間が捕りに行くのが定石になっています。

さらにランナー一塁でのゲッツーの場面や盗塁の場面では、必ず二遊間が絡みます。

打球が飛んでこなくても守備の機会が非常に多いのです。

だからこそ二遊間が強いチームは強いのです。

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二遊間に求められる能力

その守備範囲の広さから当然ながら足の速さ、瞬発力が求められます。

さらにピッチャー、バッター、キャッチャーがよく見える位置にいるので次にどこに飛んでくるかという判断もしやすいポジションでもあります。

なので、そういった守備位置を変更したりといった判断なども状況に応じて出来る頭の良さも求められます。

また、ゲッツーの際に捕球したままセカンドにグラブトスすることもあるためリストの柔らかさなどもあればベストです。

守備での動きや連携プレーは練習で身に付けていったので大丈夫です。

二遊間の動きと連係プレー

二遊間の動きは場所が真逆なだけでほとんど同じです。

バントの時は、セカンドはファーストのベースカバーに入り、ショートはセカンドベースカバーに入ります。

セカンドへのベースカバーは基本的にショートが入るという認識で良いでしょう。

セカンドがセカンドベースカバーに入るのはショートがサードのベースカバーに入っている時とショート、サード方面へ打球が飛んできた時のみです。

サインプレーで牽制の時にベースカバーに入ることもありますが、あくまで基本はショートが入るべきです。

二遊間のちょうど真ん中くらいへの打球に対してもショートが対応するのがベストです。

というのもセカンドが捕ってしまうと身体をひねりながら送球しなければならないので送球までに時間がかかるし、強い球が投げられません。

逆にショートだと捕った勢いのままファーストに送球できるので、アウトにしやすいのです。

ゲッツーの際は、ゴロを捕ったらセカンドベースの上に送球しますがベースカバーに入る少し前には送球してしまいましょう。

ベースカバーに入る際、ショートはベースカバーに入った状態で待つのではなくカバーに入りながら捕球してそのまま送球することでランナーのスライディングをかわしながら送球できます。

セカンドは、ベースの斜め後ろからカバーに入りながら捕球し少し前に出てから一塁へ送球します。
これもスライディングをかわしながら送球するためです。

まとめ

二遊間の守備力はチームを作るうえで非常に大事になってきますので、慎重に選手を選びましょう。

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