守備においてイレギュラーバウンドの対処というのは非常に難しい課題です。
特にまだグラブさばきが慣れていなかったりボールに対してまだ恐怖心のある小学生のうちは、予測できないイレギュラーバウンドは顔を背けてしまったり避けたりしてしまうので後逸の可能性が非常に高いゴロと言えます。
硬いボコボコしたようなグランドの場合や石などが落ちていたりするとイレギュラーバウンドが起こりやすくなります。
そういったイレギュラーバウンドに対しての対処法をどのように教えていけばよいのでしょうか?
イレギュラーバウンドに対する守備
イレギュラーバウンドは、打球がいきなり別の方向に跳ねたり、高く跳ねたり、いきなりバウンドがないゴロになったりします。
そのため、できるだけ少ないバウンドで捕らなくてはなりません。
バウンドの回数を減らすことがイレギュラーバウンドの発生確率を下げるのです。
ゴロが飛んできたらできるだけ前に向かってダッシュして、補給するまでボールから目を離さずに捕りにいきます。
捕球の際、グローブは地面に対して立てるように出します。
そうするとボールをキャッチする面積が広いうえ、強い打球の勢いを殺すことが出来て失策のリスクが下がります。
バウンドに合わせる際は、ショートバウンドで捕らなければならない時は可能な限り跳ねた瞬間を狙って、それ以外のバウンドの場合は跳ねてからボールが落ち始めたところで捕球すると良いと思います。
バウンドが跳ね上がってくるところで捕るのは難しいためエラーの確率も上がります。
イレギュラーバウンドを未然に防ぐために出来ること
イレギュラーバウンドは、グランドの凹凸や転がっている小石に当たって起こるものです。
そのため、打球が飛んでくる前に自分の前の地面をよく確認させておきましょう。
小石が落ちていたら拾ってポケットにでも入れておくようにし、グランドに凹凸があれば足で軽くならすだけでもイレギュラーバウンドを防ぐことに繋がります。
グランドのせいにするのではなくて自分の準備によってどうにでもなるということを教えましょう。
子供のうちから人のせいにしたり物のせいにしたり癖をつけさせないというのも人間形成の一環として大事なことだということを指導者は知っておきましょう。
スポーツは、人間としての成長にも一役買っています。
まとめ
イレギュラーバウンドは、準備で防げるものでもありますし準備をしていても起こる時は起こります。
出来るだけ顔を逸らさずに身体で止めることができればエラーをしてもランナーを刺せるのではないでしょうか。
大事なのは、出来るだけ打球を前で処理するということです。