ラグビーやサッカーのワールドカップの試合中継で、ロッカールームでグランドに向かう直前に円陣を組んでモチベーションを高めている姿を目にした方も多いと思います。
プロ野球ではあまり試合前のロッカールームでの様子を目にすることは少ないのですが、試合前のモチベーションアップには、それぞれのチームの伝統ややり方があるようです。
心理状態に乱高下がある小学生の選手たちが、試合前にモチベーションを高め、試合に勝つということに集中させるのは、なかなか難しいことです。
少年野球の試合前にモチベーションを高めるために何が必要で、どんなやり方をすれば良いかなどを紹介します。
少年野球の試合前にモチベーションを高めるには?
甲子園での高校野球の中継では、試合開始前のベンチ前で選手が円陣を組んで、モチベーションを高める姿がしばしば見られます。
少年野球をはじめとした多くのスポーツは技術だけではなく、メンタルも重要な要素となり、試合に臨む選手のやる気となる「モチベーション」を高めることは大切なのです。
最近では、試合前の選手のモチベーションを高めるために、ロッカールームなどで、これまでのファインプレーを編集した映像をみせるなどするチームも増えています。
モチベーションを高めるには、試合に臨む選手たちがポジティブになれる映像を見せ、試合での活躍する姿を重ねるような心理的な効果も期待できそうです。
少年野球の試合前に徐々にモチベーションを高めるには?
少年野球の試合前に時間があれば、子供達が憧れを抱いている選手やチームの試合を球場に観に行くことがオススメです。
テレビやネットでの映像ではなく「生」で選手が活躍する姿を球場で目の当たりにすると、憧れと共に目標が実感でき、自分たちの試合に臨むモチベーションが高まります。
少年野球の試合に臨む選手たちの場合、試合開始直前では普段とあまりに違う状態にすると、変な緊張感が選手たち全体に伝染し、体が硬くなったり、チグハグな精神状態ともなりかねません。
それゆえ、試合がある日までに映像や憧れの選手を球場で見るなどしてモチベーションを高めたら、試合直前では、いつも通りに念入りなウォームアップに専念するようにし、ミーティングでは、確認事項を復唱させるなどして気持ちを落ち着かせてあげることも有効で、選手たちの状況を監督やコーチが判断することが重要です。
少年野球でも試合前に臨む気持ちが重要!
少年野球に参加する小学生たちは、試合に臨む選手たちの精神状態は、必要以上に緊張する子供や逆にリラックスしすぎの子供など、さまざまでチームを集中させるのは難しいのです。
試合の日程が決まれば、試合前の日程を考慮しながら、選手たちのモチベーションを高めるために、憧れの選手の試合を球場で観戦したり、選手たちのこれまでのファインプレーなどを編集した映像などをみせると効果が期待できます。
試合開始直前には、特別なことはせず、普段通りのウォームアップやミーティングでグランドに送り出すことが、パフォーマンスを上げられると思います。