プロ野球や高校野球でもお馴染みのように冬の期間は、ストーブリーグと呼ばれていて試合をすることができません。
少年野球では、そんなことはありませんがやはり暖かい時期に比べると試合の頻度は大幅に減少します。
では、冬の間はどういったトレーニングをしていけばいいのか。
冬の間のトレーニング
冬の期間のトレーニングでは、実戦練習のような応用練習ではなく体力作りや基本的な守備練習、バットの振り込みが中心になります。
暑いと身体がバテるのが早いですが、寒いと身体を動かせる時間が長く激しい動きにもある程度耐えられます。
また、夏の暑さの中で試合を行うため、それに耐えるための体力作りも冬の間にしておきたいところです。
夏には出来ない身体に負荷のかかるトレーニングをして夏の練習や試合に備えましょう。
僕のチームでは、走るメニューをするときはその日はその練習だけ。守備練習をするときはそれだけという風にやっています。
ただ、暗くなるのが早いので夏場よりは早めに練習を切り上げて選手たちを帰らせます。
キツい練習をするときは、短い時間で効率よくやって早く切り上げたほうが選手の疲れも残りにくいと思いますし、ダラダラ長い時間やってもモチベーションが下がるだけです。
そして、練習の最後には決まって素振りを100回程度やらしています。
10スイングを10セット、1セットごとに10秒ほど休憩を挟みながら1回1回フルスイングさせます。
これもダラダラ振るより、少ない数を全力でこなすことに意味があります。
ピッチャーの下半身強化
冬のトレーニングで特に鍛えないといけないポジションがピッチャーです。
ピッチャーが、制球力を磨くうえで一番必要なのは下半身の安定です。
そのため、ピッチャーは野手よりも走る量や下半身トレーニングを多くこなさないといけません。
野手がグランドを10周走ったらピッチャーは15周は走らないといけません。
このように野手より多く長距離走をこなしたりするため、野手よりピッチャーの方が長距離走が速いのです。
また、その場で出来る下半身のトレーニングでランジやスクワットがあります。
ランジは頭の後ろで両手を組み、右足をできるだけ前に出して戻し、今度は左足を出して元に戻しを繰り返します。
足もそうですが、お尻周りも鍛えることが出来ます。
まとめ
冬の期間のトレーニングで重要なのは、体力作りですがその中には柔軟性の向上も含まれます。
冬は、筋肉が硬くなるので夏場より時間をかけて柔軟をしましょう。
夏場は実戦練習に重きを置きたいので、冬の間はその準備期間と思って練習メニューを組んでいきましょう。