少年野球に限らずですがキャッチボールの後にトスバッティングという流れが一般的だと思います。
では、確認ですがトスバッティングはどのようなパターンでやっていますか?
ピッチャーが投げ、バッターが打つの5球交代でやるようなパターンも少なくないでしょう。
今回はそんなパターン化しているトスバッティングを少し工夫し、練習前に取り入れたいトスバッティングをアドバイスしたいと思います。
練習前に取り入れたいトスバッティング
トスバッティングはバッターだと自分の調子やポイントの位置、ピッチャーだとゴロの足さばきの確認、ボールを捕る位置と他にも要素があると思います。
これらを考えると練習前のトスバッティングの大事さはよく理解できます。
では、現状のトスバッティングをもっと意味あるものにするにはどうしたらいいのかをアドバイスしたいと思います。
まずピッチャー、バッター、ピッチャーの隣の野手3人体制でトスバッティングを始めます。
1セットの内容としてはバント2球、ヒッティング6球です。
バントはピッチャーの右、左に1球づつとヒッティングはピッチャーの右、左に3球づつです。
全ての打球処理は野手に任せます。
基本的に正面の打球以外はピッチャーは捕らないでください。
これにより、野手の守備の調子や足さばきの確認が集中してプレイできます。
次にピッチャーですがセットの構えから全てストライクを投げてください。
セットから投げることにより、3人共に一つのプレイに集中できます。
次はバッターですがバントは右、左に転がし、ヒッティングは右、左に転がしますが野手を狙って転がしてください。
これにより、狙って打つ意識とポイントの位置、バットの出し方が確認できます。
2人体制ではどうしてもトスバッティングの内容が限られます。
ましてや少年野球だとまだまだバットコントロールが未熟な為、ピッチャーの横に打ってしまい、ボールを捕りに行ったりする時間ができ、忙しいトスバッティングで終わってしまい、あまり意味のないトスバッティングになってしまいます。
これが3人体制で行えば野手が付きますので多少の強い打球でも野手がカバーし、ボールを捕りに行く時間が無くなります。
時間の短縮にもつながります。
ぜひ、取り入れてみてください。
まとめ
今回は少年野球の練習前に取り入れたいトスバッティングをアドバイスしました。
ただ、トスバッティングはリズムも必要になってきます。
ピッチャーが投げ、バッターが打ち、野手が捕ってピッチャーに返す。
このリズムが早くて正確なほど自然と守備力や打撃力が上がっている証拠だと思います。
ぜひその辺りも少年野球の監督やコーチもチェックしておく必要があると私は思います。