少年野球で初心者を指導する際には、出来ないことも多くイライラすることもしょっちゅうかと思いますが、ぐっと堪えて辛抱強く教えましょう。
特に野球は、指導者が怒ることはしょっちゅうで練習中などは指導者が怒っているのが当たり前くらいです。
しかし、初心者の子に対してはじめのうちから怒ったりしてしまうとせっかく入ってくれたのにすぐ辞められてしまいます。
もしかしたら才能のある子だったかもしれないのに・・・なんて思うと悔やんでも悔やみきれませんよね。
かといっていつまでも甘やかしていてもダメです。
では、入団してからどれくらい経ってから怒るのが良いのでしょうか?
怒り始めるタイミング
怒り始めるタイミングとしては、ベース間キャッチボールに参加し始めて少ししてからくらいがいいでしょう。
普通のキャッチボールとは違い、色んな人から送球を受けたり送球したりするためミスも起きやすいため低学年のカテゴリーでは後逸したら連帯責任として全員でボールを追いかけるなんて光景をよく目にします。
自分一人の問題ではなくなるため怒るきっかけが多々あります。
はじめの方は、怒るというよりは注意程度で済ませましょう。
いきなり怒られると萎縮してしまいます。
もちろん、怒ることが目的になってはいけません。
何がいけないのかを明確にしたうえで怒らないと、選手もなんで怒られているのか理解できません。
「なぜ」を明確にしてあげることで、自分の直さなければならない部分をしっかり認識させてあげましょう。
褒めることも忘れずに
怒ることがあれば、褒めることもしなければなりません。
選手の悪い部分ばかり見るのではなく良いところも見つけてあげて褒めて伸ばしましょう。
怒られてばかりでは、気分も滅入ってしまい練習に来るのが嫌になるのが普通でしょう。
自分が同じ立場だったらどう思うか考えてみましょう。
褒める時も大まかに褒めるのではなく具体的に褒めてあげると効果が上がります。
選手からしたら自分の気づいてなかった部分なんかを褒められると、ちゃんと自分のことを見てくれているんだと嬉しくなるものです。
怒るのと褒めるの割合は、8:2もしくは7:3くらいがいいのではないでしょうか。
褒めるのはたまにでいいです。
なので、ここぞというときに効果的に使っていきましょう。
まとめ
怒るということは、選手から嫌われる覚悟が必要です。
いい人なだけでは、チームを引っ張っていくことはできません。
選手たちが引退してから、実はいい指導者だったんだと思われるくらいが丁度いいのです。