少年野球の試合で使える投手指導のコツ

投球・ピッチングの練習メニューと指導法 (2)_R
少年野球では軟式野球、硬式野球とありますが軟式野球では子供の肘や肩への負担を考慮して変化球の投球が禁止されています。

硬式野球でもほとんどの場合、禁止されているのではないでしょうか。

つまり、試合ではストレートしか投げることができません。

そういったなかで投手を指導するのに必要なことは何でしょうか。

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打者の打ち気をそらす投球術

ストレートしか投げられないなかで打者を打ち取るために必要なのは、投げるタイミングや目線の位置です。

投げるタイミングというのは、セットに入ってから投げるまでの投球間隔のことです。

セットに入ってから投げるまでの秒数を数えて投球ごとにずらしながら投球します。

打者は、同じタイミングで投げ続けてくれればリズムをつかみやすくタイミングが合う確率が上がります。

しかし、1球ごとに投げるタイミングを変化させられるとスイングのタイミングを見失い、詰まって打ち取りやすくなります。

また、ランナーがいれば牽制球をはさみながらの投球をすると打者の打ち気をそらしやすくなります。

目線の位置を工夫するのも方法の一つです。

内角を見ながら外角へ投げたり、あえて打者と目を合わせ威圧したりすることで打者を惑わすことができます。

キャッチャーにも協力してもらい、要求するコースとは逆のコースでミットを鳴らしてもらうと効果も上がります。

普段の練習での指導のコツ

普段の投球練習では、アップが済んだら極力打者を立たせるようにすると実戦に近い形で練習できます。

目線の位置を工夫するためには打者がいないとできませんから、打者を立たせたら目線を意識しながら投げさせましょう。

その際には、打者にもちゃんと目線で誘導できているか聞きながら練習を進めていきましょう。

また、ストレートのスピードを調整して投げる技術も身につけさせておくとさらに打ち取る確率は上がるでしょう。

全力投球の時と7、8割で投げる時のフォームを出来るだけ同じようにしておくことで中学以降の野球人生で変化球を覚えた時に変化球とストレートのフォームの違いを修正する手間が省けます。

少年野球のうちに身につけた投球術は、それ以降の野球人生でも必ず役立つので変化球以外の指導は少年野球のうちに出来るだけしておきましょう。

まとめ

少年野球で変化球が禁止されているのは、子供達の将来を考えてのことです。

少年野球のうちは、変化球の指導はせず他のスキルを身につけるように指導していきましょう。

子供達の将来を守ることも指導者としての重要な役割です。

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