練習試合は、他チームと実戦形式の試合ができる唯一の機会です。
週末の土日を利用して2週間に1日は最低でも練習試合の機会を設けたいところです。
また、練習試合ではいつもと違う相手と試合ができるということともう一つ、慣れないグランドで試合ができるという利点もあります。
地の利を得た戦い方を知ること
少年野球の公式戦などはもちろん他のグランドを使用します。
なので、自分のチームが使っているグランドばかりで練習していると、いざ他のグランドで試合をするときに周りの景色や土の感触等が異なるのでミスも起きやすくなります。
他のグランドで試合や練習をするときに大切なのは、その土地の特徴を把握することです。
そして、試合ではそのグランドの特徴を活かした戦い方をするのが常套手段です。
例えば、河川敷や海に近いグランドは風が強いという特徴があります。
フライを打った時にボールが流れやすくなるので、特に外野手は注意しなければなりません。
また、グランドによっては土の固さが異なります。
土の硬いグランドでは、バウンドが跳ねやすくなり打球の勢いも強くなります。
こういったグランドでは、強いゴロを打つ戦法が有効的です。
他のグランドに行った時は、ノックの前にでもそこのグランドの特徴をみんなで共有してからノックに臨めばノックが有意義な時間になると思います。
練習試合での投手の回し方
1チームが1日にできる練習試合の数は、参加チームにもよりますが3試合から4試合くらいだと思います。
そして、1日のなかでだいたい3人のピッチャーをローテーションしていく形が良いと思います。
できる限りエースには、投げさせておきたいので1試合目に先発させて途中で交代し、3試合目の先発にもう一回投げてもらうのが負担の少ない回し方だと思います。
連続で投げさせると肩に負担がかかるので、先発させて長いイニング投げさせる場合には1試合は間隔を空けたほうが良いでしょう。
また、投手を交代させるタイミングは試合前から決めておくのが良いと思います。
よほど試合をぶち壊さない限りはある程度、失点を重ねてもそのまま投げさせましょう。
打たれることも経験のうちです。
まとめ
練習試合では、普段の練習でやっていることを試すことが出来る場なので積極的に練習試合を組んで選手達に経験を積ませましょう。
練習にはない緊張感が試合では得られるので、時間に余裕があればでいいので普段あまり試合が出来ない低学年の子達にも1試合だけ試合の機会を与えてあげるのもいいと思います。
その辺は、相手チームの指導者の方と相談しながらうまくやってください。