少年野球で正しい投げ方を習得するための練習方法と矯正方法


野球の基本となる技術を反復して練習し体得する少年野球では、始めたばかりの子供や低学年の子供たちの中には、正しい投げ方ができず、変な癖をつけてしまう子供がいます。

投げ方が悪いと肩や肘に負担がかかり、故障の原因や怪我の危険性が高くなるため、投げ方の悪い癖は、出来るだけ早めに矯正するべきです。

とはいえ、一旦癖がついた投げ方を矯正するのは難しく、どうしたら良いか分からない、かもしれません。

ここでは、少年野球で正しい投げ方を習得するための練習方法と矯正方法を紹介します。

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少年野球で正しい投げ方を習得するための練習方法

少年野球で正しい投げ方を習得するためには、まずは、ボールを正しく握ります。

ボールを投げる手の方で、少し力を抜いた感じでジャンケンのチョキの形を作り、人差し指と中指を指一本分開け、両方の指の中間から真下に親指を置き、その間にボールを握ります。

手が小さい低学年の子供には、人指し指と中指、そして薬指の3本の指と親指で、ボールを握るようにします。

ボールが正しく握れたら、正しい投げ方をするための腕と肘の動きを覚えるために、正座した状態で、手の甲を前にしてボールを握ります。

次に、ボールを握った状態で、肘を肩の高さまで上げ、ボールを投げる方向と逆に向けながら頭の後ろまで持ってきます。

肘を折り曲げた状態で、ボールを頭の後ろまで持ち上げたトップの形ができれば、そこから投げる方向に肘を前に出し、指先が肘の前に出たタイミングでボールを離すようにします。

座った状態で、正しい腕と肘の使い方ができるようになったら、立ち上がった状態で上半身と下半身を連動させた投げ方を練習します。

少年野球で身についた投げ方の悪い癖の矯正には?

少年野球で練習しているうちに、正しい投げ方ではなく、肘が伸びきった状態で投げるアーム投げやダーツを投げるような下半身を使わない手投げといった悪い癖を身につける子供もいます。

アーム投げや手投げといった投げ方は、成長期にある子供の肘や肩に負担がかかり、ケガのリスクも高くなるため、早めに矯正しましょう。

投げ方を矯正するための練習方法は、前述した初心者がやる正座した状態での腕と肘の使い方をやり直す方法も効果がありますが、そのほかにも、デサントから市販されている「ジャイロスティック」と呼ばれるピッチングフォーム矯正用のツールを利用することも、高学年の子供には効果があります。

また、簡単な矯正の方法には、ペットボトルに少し水を入れた状態で、ボトルの蓋を下に向けて握り、肘を肩の高さまで上げ前方に降り出す過程で、常にボトルの蓋が下に向くように意識すると正しい投げ方に矯正できます。

少年野球での正しい投げ方と矯正は、早めにチェック!

野球の基本となるキャッチボールをすれば、正しい投げ方ができているかどうかは、簡単にチェックできます。

小学校の低学年から高学年まで参加する少年野球では、体格や筋力などにも違いがあり、指導者が目を配り、正しい投げ方ができていない子供には、早めに投げ方を矯正する練習方法を指導すべきです。

投げ方の悪い癖の矯正には、正座した状態での腕と肘の動かし方を丁寧に教え直すか、ツールを使った矯正方法など、子供の状況に合わせた方法を指導します。

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