少年野球における打順と守備位置の関係性とは?

捕球&送球練習メニューと指導法 (4)_R
試合で守りについている時、選手たちはボーっと守っていてはいけません。

ただ、飛んできたボールに反応していればいいというわけではないのです。

今のアウトカウント、ランナーの位置を踏まえたうえで、次はどこへ送球すればいいのか考えなければいけません。

当記事では、守備の際に考えなければいけないことを相手チームの打順を踏まえたうえで考えていきたいと思います。

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相手の打順を考えた守備の位置取り

守備の時はアウトカウントやランナーの位置にもよりますが、ランナーがいない時は基本的に相手打者の特徴を踏まえたポジションをとるのが一般的です。

もちろん相手選手の特徴を知っていないとそういったポジショニングをとるのも難しいかもしれません。

しかし、打順は選手の特徴を表す非常に大きなヒントになります。

1、3番打者は、基本的に出塁率や打率が高い選手を配置します。

チームの核となる選手がこの打順を打っていると決めつけてもいいでしょう。

特に3番打者には要注意で、内外野ともに長打を警戒する必要があります。

定位置より少し後ろ目で守った方が良いでしょう。

2、8、9番打者には打力はありませんが、小技が得意だったり足が速かったりといぶし銀な選手が多いです。

外野手は少し前目で守り、内野手、特にサード、ファーストはセーフティバントに警戒させましょう。

4、5番は長打力があり、ランナーを返す力のある選手が配置されています。

外野は、長打に警戒し、内野は強いゴロを警戒しましょう。

6、7番には、くせ者が多くクリーンナップの返し損ねたランナーを返さなければならないためチャンスに強い選手が多くいます。

ただ、そこまで長打に警戒する必要はなく、内外野ともに定位置で守るのが良いと思います。

ランナーがいる時のポジショニング

ランナーがいる時は、打順によってというよりはランナーの位置によって守備位置を変えるのが基本です。

ノーアウト、ワンアウトでランナーが一塁の時は、内野はゲッツー態勢に入ります。

ショート、セカンドはセカンドベースよりに位置をとります。

外野は、三遊間、二遊間のヒットを警戒して守備位置を決めます。

ランナー二塁の時は、アウトカウント関係なく外野はバックホーム態勢です。

内野は、定位置で構いません。

ノーアウト、ワンアウトでランナー三塁の場合は、タッチアップを警戒して外野は定位置で構いませんが、内野は前進守備をとります。

まとめ

相手チームの情報が分かっている場合は、打順というより選手ごとでポジションを変えるのがいいと思います。

その辺りは、臨機応変に対応してください。

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