初心者を試合で使えるようにするためには、技術や体力もそうですがルールも覚えてもらう必要があります。
特に得点のチャンスや失点のピンチなどの際にルールの間違いをされてしまうと勝敗にも直接関わってきますから、早めに覚えさせましょう。
ルールを覚えてもらうためにやるべきこと
ルールがさっぱり分からない子にルールを教えるのは根気のいる作業です。
まずはじめに何も知らない子には、野球の試合を観せるのが良いでしょう。
プロ野球の録画でもいいですし、自分のチームの試合でも構いません。
ビデオなら止めながら説明できるのでいいかもしれません。
なんでゲッツーはタッチしなくてよいのかというところからフォースアウトの説明をしたり、アウトカウントの時のランナーの動き方や守り方など、ルールを知ってもらうことで守備やランナーがなんでそういう動きをしているのかを教えます。
ある程度ざっとしたルールが覚えられたら実戦ノックにランナーとして参加してもらい実際に走ってもらいます。
1アウトランナー1塁や2アウトランナー満塁など色々な場面を想定してその状況からノックをスタートさせることで場面ごとの走り方を覚えさせます。
自分で走りながらここの場面ではこう走らないといけないということを考えながら走ると覚えるのが早くなります。
ランナーとしてルールを覚えてきたら次は守備です。
守備は、ある程度捕球や送球の基本的なことができるようになってからの方がいいので、入団してある程度期間が経ってからやらせてあげましょう。
ルールを覚えたらサインを覚えさせよう
ある程度ルールが理解できてきたら自分のチームのサインを教えましょう。
バントや盗塁などありますが、ルールが分かると場面ごとのサインの意図などが理解出来るようになってきます。
また、ベンチにいるときにも次は何のサインが出るだろうと考えさせることも大事です。
試合に出ていなくても自分が試合に出ているつもりで、イメージしてもらうことは上達への近道になります。
サインは、それほど難しいものでなくていいので低学年でも覚えられるものにしておきましょう。
サインミスなどが少ない方が試合では使えます。
まとめ
試合で使えるようにするためにルールは必ず必要です。
まず頭で考えさせ、動きながら定着させる。
なんでもそうですが、やってみる方が頭で考えるより覚えが早いです。
頭で考えるのは、少しの間で十分です。
わからないなら理解できるまで繰り返し教えてあげましょう。
理由付きで教えることで理解が早くなります。