少年野球におけるビデオを使った投球フォームの指導法

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投球フォームを自分で確認する際、鏡を使ったシャドウピッチングをすることがあります。

しかし、それはあくまで練習の中での投球フォームに過ぎません。

試合での投球フォームというのは、自分の目では見ることができません。

そこで、使うのがビデオカメラです。

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どこから撮影するのが良いか?

投球フォームをビデオカメラで撮影する際、どこから撮影するのが良いのでしょうか。

まず、横からの撮影ではフォームがイマイチ分からないためNGです。

では、後ろはどうでしょう。

後ろというとセンターの後ろからということになります。

肘の高さや踏み込み足などがよく分かるので良いのですが、遠すぎて映像が粗くなってしまいます。

1番良いのは、バックネット裏です。

ここなら距離も近いし、投球フォームの全体を写すことができます。

また、目線の位置なども写すことが出来るため後ろから撮るよりも情報量の多い映像が撮れます。

映像からキャッチャーの視点にも立てるため、打者の立ち位置や構えからリード面でも参考に出来るでしょう。

録画した映像を見て何を学ぶのか?

さて、撮影された映像をバッテリーと一緒に見るのですが、ボケーッと見るだけではいけません。

セットに入ってからの一連の動作が同じように行われているか、肘が下がっていないか、身体の開きが早くないかなど色々と見なければならないところがあります。

それらの修正点をノートなどにまとめ、次の練習でその問題箇所の修復に努めましょう。

また、投球フォーム以外にも投げるコースに目線がいっていないか、ランナーとの駆け引きが出来ていたか等、見るところはたくさんあります。

見ようによっては、情報の数が増えていくのです。

さらには、配球の面でもバッテリーで見直すことによって相談が出来たり指導者が直接ここはこうしたらよかったと言ってやることも出来ます。

ピッチャーだけではなくキャッチャーにも見てもらうことで客観的な視点からのアドバイスも貰えるかもしれません。

もし、試合の合間に時間があるのであれば他のチームのすごい投手を撮影してみて持ち帰ってください。

プロ野球選手ではなく同世代のスターだったら同じ体格年齢ですから、必ず参考に出来る部分があるはずです。

まとめ

ビデオで撮影することの最たる目的は上記でも述べたように試合中の全力投球する投球フォームをチェックするためです。

いくらシャドウピッチングでフォームを確認したところで、試合で同じように投げられないと意味がないのです。

そういったところをきちんと指導者が認識しておきましょう。

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