現在の野球は昭和生まれの野球世代の人たちからすると全くって言っていいほど指導が変化してきた感があると思います。
当時はメンタルを鍛える意味や野球上達には過度な指導が当然のような雰囲気がありました。
その当時からすると現在は過度な指導よりもどちらかという過度な過保護のように思えます。
それを踏まえ少年野球に対する保護者の心構えを私なりにアドバイスしたいと思います。
保護者として気をつけるべきたった一つの事
子供が少年野球を始めるにあたり、保護者としてたった一つだけ気をつけるべき事があります。
それはメンタルケアです。
少年野球から高校野球をやっている子供達はメンタルで普段のプレイが変わってきます。
このメンタルケアを怠るとせっかく始めた野球が嫌いになり、だらだらと練習や試合をしたり、野球を辞めたりする可能性があります。
このメンタルケアは保護者しかできません。
実は監督やコーチではないのです。
監督やコーチは練習前や試合前の選手のモチベーションをいかにして上げ、気持ちよくプレイできるかです。
これからメンタルケアの方法をアドバイスします。
子供が練習から家に帰り、少年野球の話題になったらどんな小さな事も褒めてください。
その流れでダメだった事も聞いてください。
ダメだった事を克服するには何を練習すればいいのかを聞き、その答えをまた褒めてください。
これは子供が何が良くて何が悪かったのかをはっきりさせ、その対策へのモチベーションを向上させる為です。
野球はプレイ中でやってはいけない事もやらないといけない事が沢山あります。
頭で理解し、イメージする事の積み重ねがとっさのプレイに出ます。
このとっさにできるというのが野球上達への大きな一歩になります。
保護者と監督・コーチの関係性
保護者と監督・コーチの関係性はある程度、良好でないといけません。
監督・コーチは子供達に野球や規律礼儀を教える為、多少の強い指導をするかもしれません。
そうすると子供達は監督・コーチを嫌いになる可能性があります。
それは監督・コーチも嫌いになる事を承知で指導していると思います。
ただ、嫌いになりすぎると監督・コーチが指導する事を理解しようと思わなくなり、野球に対する気持ちが薄れていきます。
そこで保護者が子供達に監督・コーチの事を嫌いにならならいようにフォローしてほしいのです。
ただ、明らかに間違っている指導をしている場合を除いてです。
そうする事により、ただ野球をするだけでなく楽しく野球ができると思います。
まとめ
私から少年野球から高校野球の保護者の方へお願いがあります。
それは子供の試合は場所関係なく全て見に行って声をかけてあげてください。
全ては無理でも少しのイニング数だけでも声をかけてあげてください。
1イニングだけでもいいです。
強いて言うなら写真や動画も撮ってください。
子供が見に来ないでって言ってもです。
いずれ、感謝の気持ちや子供との絆が必ず芽生えます。
保護者の方のたった一度きりの人生で良い思い出にもなります。
子供は日々成長していますのでその成長を見守ってあげてください。
野球を通して二人三脚が上手くいくよう心から願っております。