野球は、攻撃の際にはベンチで座っていられるし守備の際もボールが飛んでこなければそんなに体力を消耗することはないと思われがちですが実はそうでもありません。
試合の緊張感というのは独特なもので、その場にいるだけでも集中力を切らすことが出来ないため意外と体力を消耗します。
ずっとボールに関わっているピッチャーとキャッチャーは、特に体力のいるポジションです。
野手でもよくボールの飛んでくるショートとセカンドは同じように体力と俊敏性のいるポジションですね。
さらに野球は、夏場のスポーツなので暑さに対する耐性も必要です。
では、普段のトレーニングでどのように体力作りをしていけばよいのでしょうか。
無理のない体力作り
ポジションごとにみるとピッチャーとキャッチャーは持続的な体力、足腰の体力が必要になってきます。
その他の野手は、それほど持続的な体力は求められないかもしれませんが常に全力でプレーできるような状態をキープできるくらいの体力は必要です。
トレーニングするときに気をつけなければいけないのが、小学生のうちは身体が出来ていないため無理をさせないということです。
長距離走ならまだしも筋力トレーニングをさせるときには、注意が必要です。
過剰なトレーニングは、身体の生育に悪影響を及ぼす可能性があります。
身長が伸び悩んだり、関節を痛めたりすることもありますから指導者が調整しながらトレーニングを行いましょう。
普段の練習で行う体力作り
冬場ならまだしも普段の練習で長距離走などの体力作りをする時間って普通ありませんよね?
普段の練習中に体力アップの練習があるとすれば長い距離を走る唯一の練習であるランニングくらいです。
身体を温めるために行うアップの一部ですが、ただ同じペースで走るのではあまり味気ないですよね。
そこで、1周目は軽めに流し、2周目以降徐々にスピードアップさせます。
周回数は、各チームのグランドの広さによって変わってくるので適当に決めてください。
1番速くても少しきついけどギリギリついていけるくらいのペースがベストです。
長距離が苦手な子もいますが、その子がギリギリついてこれるペースです。
まとめ
夏場は、熱中症などの恐れがあるため他のシーズンよりは周回数を減らして行いましょう。
暑さ対策としてダウンジャケットを羽織らせて夏場に練習する練習法がありますが、小学生にさせるのは絶対にやめましょう。
下手したら死んでしまいます。
どれだけきつい練習をさせるにしても限度をわきまえましょう。