スポーツ全般において、身体の軸を安定させるためには下半身の筋力はもちろん、身体の胴体部分の体幹と呼ばれる筋力は重要です。
少年野球をはじめ、野球は常に動く回るスポーツではなく、ボールを投げる、打つ、そして走るなど、「瞬発力」を必要とします。
必要とされる瞬発力を発揮するためには、身体の各部位の筋力やパワーと共に、体幹が重要となります。
身体の成長過程にある小学生が参加する少年野球で、体幹トレーニングを行うメリットやトレーニング方法などを紹介します。
少年野球に体幹トレーニングがオススメな理由は?
少年野球での体力づくりや野球の基礎的な技術練習は、中学野球や高校野球、あるいはその後の野球人生の土台となる重要なものです。
成長が著しい小学生が参加する少年野球では、負荷の大きなトレーニングは怪我の原因にもなるため注意が必要で、体幹トレーニングを行うことは身体の土台を作り、怪我の防止にもつながります。
少年野球に参加する小学生が身体の軸となる体幹を鍛えることで、野球に必要なプレーで重心を保つ力が強化されて安定します。
また、腕だけでボールを投げたり、力任せのバッティングをするといった、身体の一部に負荷をかけたプレーによる肩や肘などの怪我のリスクを軽減できます。
少年野球での体幹トレー二ングのやり方は?
少年野球での体幹トレーニングを行う場合、正しい姿勢やフォーム、呼吸の仕方など要所を抑えた上で、無理をせずにやることが大切です。
体幹トレーニングのメニューには、立位のニー・トゥ・エルボー、チーター、プランクなどがあります。
立位のニー・トゥ・エルボーは、立った状態で右肘と左太ももを合わせるようにクロスさせ、肘と太ももを合わせた状態で3秒程度静止し、交互に10回程度入れ替えながら行います。
チーターは、腕立て伏せの状態から片足ずつ交互に膝を引き上げる動作を行い、テンポよく交互に20回を1セットとして、2~3セット行います。
プランクは、うつ伏せになり、両肘とつま先で体を持ち上げる30秒を1セットとして、3セットを目安に行います。
この他にも、体幹トレーニングのやり方は、さまざまな種類がありますので、トレーニングのマンネリ化を避けるためにも色々と試してみてください。
少年野球でも体幹トレーニングの活用を!
少年野球に限らず、すべてのスポーツで重要な体幹を鍛えるための「体幹トレーニング」を継続することは、日々の練習や試合での怪我の防止や野球の技術面でのパフォーマンスアップが期待できます。
天候によりグランドが使えない状況の室内練習だけでなく、毎日の練習メニューに体幹トレーニングを取り入れて、身体の軸となる体幹を鍛えることをオススメします。