プロから学ぶ少年野球のピッチャーの投げ方

投球・ピッチングの練習メニューと指導法 (2)_R
少年野球で投球フォームを教える際にプロ野球を見るように指導することがあります。

もちろん、プロの投手ですから投げ方は皆それなりに綺麗です。

しかし、力任せに上半身だけで投げている投手もいますし、変則フォームの投手はあまり参考に出来ません。

そこでどの投手を見ればいいのかということを明確に教えてあげた方が選手のためになります。

また、その選手のどこがいいのかということも併せて教えてあげましょう。

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見習うべき選手

現役選手でよくフォームが綺麗と評されるのが、右投手なら前田健太投手、左投手なら杉内投手です。

この二人に共通しているのがリラックスしたゆったりとしたフォームでリリースポイントに全ての力を集約しているところです。

特に杉内投手は、あのゆったりしたフォームからキレのいいストレートやスライダーを投げます。

びっくりするほどのスピードボールを投げるわけではありませんが、コントロールが安定しておりストレートにもキレがあるためスピードがそれほどなくても空振りを取ることができます。

キレがあるとストレートが手元で伸びてくるのです。

また、前田投手は足を上げた時身体が地面と垂直になり非常にいい形でバランスが取れており、リリースまでの動きも無駄がありません。

足を上げた時のこういったバランスの良さやリリースまでのリラックス状態などは、少年野球でも実践できることだと思います。

あまり真似しない方が良いフォーム

参考にすべきフォームがあれば、参考にすべきでないフォームもあります。

一番代表的なのは、手投げになっているフォームです。

足を上げた時のバランスが悪く重心が中心からズレていたりすると手投げになりやすくなります。
下半身を上手く使えていないとボールに上手く力を伝えることが出来ずに棒球になってしまいやすくなり、コントロールも定まりにくくなります。

上半身の力だけで投げようとせず下半身で投げるイメージの方が身体全体を使って投げられると思います。

また、手投げになると肘や肩への負担も大きくなり故障につながりやすくなります。

小学生のうちからそういったフォームで投げているとあまり良い将来は待ってないかもしれません。

小学生のうちからフォームは矯正しておきたいところです。

まとめ

昔の投手でも桑田投手や工藤投手のフォームはとても参考になります。

こういったフォームが綺麗な投手はほとんど怪我なく長い間プレーをすることができます。

実際、今述べた二人も40歳まで現役を続けていました。

綺麗な投球フォームはピッチャーにとっての生命線なのです。

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