
少年野球をはじめ、野球には攻撃時において、1番から9番までの打つ順番にあたる打順が存在し、それぞれの打順に役割とチームの内外の印象があります。
長打力があり、チャンスに強いイメージがある4番打者といえば、プロ野球では、松井秀喜、長嶋茂雄、王貞治、中田翔、内川聖一、筒香嘉智などホームラン王となる本格派スラッガーが思い浮かびます。
チームの主砲と言われる4番打者は、打線の中心となりチームの中での期待はもちろん、観戦する人も長打を期待し、相手にとっては脅威となる存在です。
少年野球でも4番打者の存在は、他の打者とは一線を画すもので、4番打者が果たすべき役割や打順がもつ意味などを紹介します。
少年野球における4番打者の特性や印象は?
少年野球での4番打者は、対戦相手にとって警戒されるバッターで、守備位置を後ろに下げようといった弱気な部分を与える選手が適任者といえ、重要な役割です。
対戦相手に脅威を感じさせる4番打者の理想には、どんな試合状況であっても常に自分のスイングができ、狙ったボール以外にバットを振らない選球眼を持ち、自分のルーティンを持って打席に立つことができるような選手と言えます。
長打力や、チャンスの場面で必ず打ってくれるというチーム内の信頼がある4番打者は、プロ野球でのスラッガー達と同様、打席に立っただけで対戦相手が威圧感を感じる雰囲気を醸し出し、結果を出すことが期待されます。
それゆえ、他の打順の選手とは違い、打率や出塁率、長打力があることはもちろん、どんな試合状況にあっても動揺しない強い精神力を持った選手が向いています。
少年野球での4番打者の攻撃時の打順での役割とは?
少年野球での4番打者は、前述のように、攻撃時のチームの主砲と呼ばれる打線の中心的存在であり、得点を期待される存在です。
また、対戦チームに対して、打席に立つことで威圧感を与えることも大きな役割です。
つまり、1番打者から始まる打順で、2番、3番打者と塁上に走者をため、本塁へ返し得点に結びつけるのが、4番打者に求められる役割です。
チームの中でも、1位や2位を争う長打力を持つ選手が4番打者に選ばれることが多く、試合の流れを変えるヒットや、逆転となるホームランが期待されます。
そのため、他の打順の選手には、試合の状況によって出されるバントやスクイズ、ヒットエンドランなどの指示は、4番打者に出されることは少ないようです。
少年野球での4番打者の資質と役割
少年野球での4番打者の資質は、チームの中で長打力を持ち、どんな試合状況でも動じない精神力を持ちながら、打席での自分のスイングが維持できることが求められます。
また、4番打者には、1番打者から3番打者まで塁上にためたランナーを本塁に返して得点にする役割を担います。
そのため、長打はもちろん、試合の流れを変えたり、試合を決めるホームランも期待されます。