小学生のうちにバッティングが伸びる子にはある特徴があります。
その特徴とは、5年生の終わり頃から6年生にかけての期間に才能を開花させることが多かったということです。
もちろん、僕の実体験をもとにした意見ですから例外はあると思います。
しかし、この5年生の終わりの季節というのは6年生の引退の季節でもあります。
自分たちが最高学年になった途端バッティングが伸びるというのは責任感などもあるのかもしれませんが、何より上がいなくなったことでのびのびプレーできるようになったということでもあるのではないかと思っています。
5年生までにある程度打撃フォームを固めておく
5年生の終わり頃から徐々に頭角をあらわし始める子は、自分の打撃フォームをしっかり持っています。
打席でふらついたり、バッターボックスの中で毎回違う位置に立ったりということはしません。
上記で述べたようにのびのびプレーできるようになったことも打てるようになった要因の一つかもしれませんが、ある程度パワーがついて遠くに飛ばせるようになったことも打てるようになった理由かもしれません。
しかし、それは自分の打撃フォームをしっかり持っているからこその話です。
それまでの期間芽が出なかったのは、パワー不足なんかもあると思います。
それでも地道に素振りやティーバッティングで固めてきた打撃フォームは嘘をつきません。
指導者としてやるべきことは、とにかくバットを振らせることです。
ティーバッティング、素振りで何回もバットを振ってフォームを自分のものにさせることが能力を開花させるうえで大切なことです。
6年生になったらある程度放任主義でも良い
6年生になってある程度ヒットが打てるようになってきたら手取り足取りフォームについて口を出すのは極力避けましょう。
口を出していいのは、スランプに陥った時くらいです。
6年生にもなればある程度自分の力で修正ができるようになっています。
なので、試合のビデオを撮っておいてそれを見せることは非常にいいことだと思います。
自分のフォームを客観的に見る機会はビデオでしか無いので、積極的に取り入れていきましょう。
まとめ
指導していくなかで、5年生までの間にある程度この子は覚醒するだろうなという子に目をつけておきましょう。
それぞれの選手の特徴を活かした育て方をすることで6年生になった時に必ず芽を出してくれることと思います。
スランプに陥った時は、一緒にフォームを確認しながら助けてあげましょう。