少年野球での無理のない体力トレーニング


少年野球でのトレーニングで気をつけなければいけないのは、無理をさせすぎないということです。

スポーツ少年団の場合、土日しか集まれないため少々厳しい練習でも平日は休みなので身体の疲労は残りません。

しかし、小学校のチームの場合平日も練習出来るので週5日くらいの割合で練習することもあります。

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休むことも練習の一環

休みが少なくなると身体の疲労もとれにくくなり、試合で良いパフォーマンスを発揮することができません。

若いからという理由で無理をさせても大丈夫という昔の指導法では選手は伸びません。

さらに小学生の間は、人間の成長過程において大幅な体力アップは望めない期間です。

例えば、5イニング投げ通す体力のない投手に1試合を投げ通すスタミナをつけさそうと思っても小学生の期間では難しいかもしれません。

そのため無理をさせる必要がないのです。

小学生の間の期間というのは、基礎体力を養うというよりは出来ることを増やしていくということに重点をおいて育成に力を入れていきましょう。

目に見える成長を感じたいなら技術面を指導したほうが絶対に良いと思います。

そして、それを身につけるための反復練習ももちろん大切です。

成長過程に沿った練習をしよう

技術面を伸ばそうと思ったらバッティングだったら遠くに飛ばすことよりもヒットゾーンに飛ばすミート力や芯にボールを当てる練習をさせましょう。

走塁だったら速く走れるようにダッシュを何本もこなすのではなく盗塁のスタートのタイミングを速くする練習やベースを最短距離で周る練習をしましょう。

守備ならば最短距離で落下地点に入るような指導や正確な送球を身につけさせましょう。

そういった技術は、その後の野球人生でも忘れることなく自分のものになり続けます。

無理に力をつけさせようと筋力トレーニングを積ませてもそれほど大きな効果は望めません。

なぜならこの時期は、筋肉よりもむしろ骨が成長している時期だからです。

そして、新しいことをどんどん吸収出来る時期でもあるのです。

まとめ

このことから、小学生に体力や身体能力の成長を期待しても徒労に終わることが多くあります。

こういった能力の成長が期待出来るのは、中学生から高校生の時期にかけてですので覚えておきましょう。

それよりも長く野球を続けてもらうために野球が楽しく感じるように指導し色々なことを教え、次のステップへと導いてあげることが少年野球の指導者が担うべき役割だと思います。

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