練習がマンネリ化すると子供達ですからどうしても飽きてしまいます。
特に下級生になるほどその傾向が強くなるでしょう。
そこで、練習に面白みを持たせるために日々やっている練習にゲーム形式を取り入れることをお勧めします。
子供達は、ゲームや勝負ごとが大好きです。日々の練習を少し工夫するだけでチームの士気を高めることが出来るでしょう。
日々の練習を工夫したメニュー
いきなり日々の練習を工夫するといっても難しいと思います。
では、まずどういった練習を工夫できるでしょうか。
一つ挙げられるのがノックです。少年野球においてノックは、指導者が打つのが当たり前だと思います。
でも、たまには指導者が打たなくてもいいんじゃないでしょうか?
選手たちにもノックを打たせてあげましょう。打つ人は回しながら全員が打てるようにしましょう。
少年野球の練習は、指導者が介入しないとやたらと盛り上がります。自分たちだけで練習するのが新鮮で楽しいのでしょう。
さらに、ノックの際には10回のうち2回エラーをしたら守備側の選手がグランド1周、エラーさせることが出来なかったらノッカーがグランド1周という風にゲーム形式でやりましょう。
僕が指導していた頃にこれをやるとやたら盛り上がりました。
他にはベースランニングがあります。
まずチーム分けをしていきますが、50m走のタイム順に二列に並んでもらいます。そして、1番と2番の子でじゃんけんをして順番に自分のチームに引き入れてチームを作ります。
チームが出来たらチームごとにホームと二塁ベースに別れます。
指導者は、マウンドにボールを一つ置きスタートの合図をします。
スタートしたらリレー形式でベースを1人1周してアンカーの子が自分のベースに着いたらマウンドに置いてあるボールを取ります。先にボールを取った方のチームが勝ちです。
ベースランニングはだいたい練習の最後にやることが多いので、負けたチームには罰ゲームとして後片付けを任せるというのがいいでしょう。
ゲーム形式の練習をすると自分で考えるようになる
例えば、ロールプレイングゲームなどをプレイしていると自分の頭で考えなければ次に進むことができません。
ここでじっくりレベルを上げてから・・・。という風に頭を使います。
野球の練習でも同じです。先ほどのベースランニングの練習で言えば、どうやったら少しでもベースを速く周れるかということを考えます。
ベースを踏む前に少し膨らむと失速しにくいんじゃないかとか次の走者はベースでどういう体勢で臨めばスタートダッシュを成功させられるかとか色々アイデアが浮かんできます。
ただ、楽しいだけではなくちゃんとした目的があるので、そういった部分についても指導者同士で意見交換してより良い練習を取り入れていってください。
まとめ
僕が少年野球をやっていた時にもたまにこういったゲーム形式の練習がありました。
日々の練習がすごくキツかったのでこういった練習はすごく助かりました。
1番大きかったのは、モチベーションの維持です。何回も辞めたいと思いましたが、たまには楽しいこともあるんだということを知っていたのでなんとか続けることができました。
毎日毎日、しんどい練習というのも考えものなのでこういった練習はたまにでもいいので取り入れていってください。