少年野球でピッチャーのフォームを固めるシャドウピッチング

投球・ピッチングの練習メニューと指導法 (2)_R
ピッチャーにとって一番大切なのは、制球力です。

このコントロールを安定させるには、毎回同じフォームで投げれるようにしなければなりません。
リリースポイントがバラバラだったり、肘が下がっていたりするとどうしてもコントロールにもバラつきがでてきます。

そういったフォームのバラつきをなくして毎回同じフォーム、リリースポイントで投げることができれば思ったところにボールを制球できるようになります。

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シャドウピッチングでフォームを固めよう

投球フォームを固めるためには、ひたすら同じ練習をすることに限ると思います。

しかし、ピッチング練習は肩や肘への負担を考えるとどうしても球数を気にしながらやらないといけません。

特に硬式ボールは、重みがあるため身体の出来ていない小学生の肩や肘への負担は相当なものだと思います。

そこでオススメしたいのがボールを使わないシャドウピッチングです。

全身が写る鏡やガラス張りのところで、タオルをボール代わりに持ち投球フォームの確認を行います。

指導者も立ち会い、肘が下がっていたりしたら言ってあげましょう。

間違ったフォームで固めてしまわないように注意しながら指導します。

シャドウピッチングは、家でも出来る練習なので休みの日などに時間があれば練習するように言っておきましょう。

フォームを乱さないための体力作り

試合後半になってくるとどうしてもスタミナがなくなってフォームが乱れやすくなってしまいます。

フォームの乱れは、下半身の弱さや疲労からきていますので冬場の基礎トレーニングに力を入れなければなりません。

走り込みや筋トレ、長距離走で1試合投げ抜く体力を養いましょう。

特に長距離走は、しんどくなってからもう少し走らせるくらいが丁度いいです。

限界を迎えてからのさらなる追い込みが選手を成長させます。

さらにメンタル的にもあの練習を乗り越えたんだからという自信にもつながります。

また、疲労からくる腕のだるさなども肘が下がったりする原因になります。

それに関しては、腕立て伏せなどで肩周りの筋肉を鍛えるのが一番効率のいい方法だと思います。

下半身が中心のトレーニングになりがちですが、上半身のトレーニングも忘れずにやって全身をバランス良く鍛えてあげましょう。

まとめ

どうしても試合中にピッチャーのフォームが乱れて試合にならなくなってしまったら迷わず交代させましょう。

惨めな思いをさせないことも指導者としての務めです。

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