少年野球の指導者になって間もない方は、練習メニューの組み方がわからないという方も多いのではないでしょうか。
相手が子供ですから子供の体力に合わせた練習メニューを組まなくてはなりません。
少々は無理をしても若いので問題ないですが、身体が出来上がってない分、高校生なんかに比べると怪我をしやすいという面もあります。
少年野球の練習の限度
では、どの程度までなら練習をしても大丈夫なのか。
まず、練習はじめのランニングではだいたい1kmくらいが目安だと思います。
ストレッチには、時間をかけましょう。若いうちに身体の柔軟性を高めておくと後々の怪我のリスクの減少にも繋がります。
特にピッチャーは、肩甲骨の柔軟をしておきましょう。
プロ野球選手の中でも成功した前田健太投手や大谷投手は肩甲骨が人一倍柔らかいので、怪我も少なく良い成績を収めることができています。
ウォーミングアップが終わってからは、キャッチボール、フリーバッティング、ノック、ベースランニング、クールダウンが基本の練習メニューの形になります。
夏場は、熱中症の危険性があるのでキャッチボールが終わったら水分を摂らせましょう。
また、フリーバッティングより後の練習では練習の区切りごとに水分を摂らせてください。
体調の悪そうな子がいたら休ませるなどし、常に全体に目を配っておきましょう。
クールダウンは、その日の練習時間に応じて翌日に疲れを残さないよう時間をかけてやりましょう。
フリーバッティングとノックの内容
ざっくりフリーバッティングとノックと書いていてもやはりそれぞれの練習にも流れがありますので、それを説明していきます。
まずフリーバッティングですが、広いグランドで練習できる環境と設備があるなら3ヶ所、そうでない場合は2ヶ所でバッティングをさせます。
1ヶ所は、バッティングマシーンを使ったバッティング。
2ヶ所目は、指導者もしくはピッチャーが投げてのバッティングです。
もし、3ヶ所目がつくれるならバント専用にしてもいいし2ヶ所目と同じようなバッティング形式にしても良いと思います。
レギュラー組はだいたい10球から20球打たせて、それ以外は5球から10球程度にしておきましょう。
バッティングをしている選手以外はみんな守備につかせて捕球したらファーストに送球させましょう。
ファーストの横のファールゾーンあたりにキャリーケースを置いておくと打撃用のボール交換の手間が省けます。
次にノックですが、はじめは外野と内野に別れてノックをしましょう。
内野ノックが一通り終わったら外野も定位置につかせて中継プレーなども織り交ぜながらノックをしましょう。
それも終わって時間があれば、ランナーをつけて実戦形式でノックをしましょう。
まとめ
練習メニューを毎回考えるのは、大変なのである程度基本の形を決めておいて、それに応用を加えていく形で練習メニューを組むようにすると無駄な労力を使わなくて済みます。
子供達の体力も見ながら臨機応変に休憩なども入れていきましょう。